『七宝焼』職人という生き方と未来の作り方

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伝統工芸の職人です

田村七宝工芸 田村有紀 (TAMURA YUUKI)です。明治16年創業 七宝焼の窯元「田村七宝工芸」のゴダイメで職人です。七宝焼発祥の地、愛知県の七宝町にて代々七宝焼業をさせていただいております。

七宝焼って?

七宝焼は金属にクリスタルガラスを焼き付ける宝飾工芸品。 絵柄を描くのに金や銀を使用し、繊細な絵柄を描きます。 「宝石で絵を描く」とも形容される、美しい伝統工芸品です。私は小さい頃から職場で遊び、手伝いをし、作品に囲まれて育ちました。

村八分からのパラレルキャリア

闇雲に後を継いでも意味がないと思っていたので、高校卒業と同時に18才で上京し武蔵野美術大学に入学、同時に芸能事務所に所属。ライブシンガーになり年間200本のライブに出続けCDリリース、七宝焼作品を工芸展に出品するという生活を続けました。当時は「武蔵美で建築学科で歌で七宝ってどういうこと?ひとつに絞ったほうがいいんじゃない?」と、求めてもいないのにアドバイスをされる機会は多く、しまいには笑われたりもしました。誰にも迷惑をかけずやりたいことを必死でやっていただけのですが、レールに乗ってないような動きをすると色々揶揄されるもの。未来なんてどうなるかわからない、でも誰かがリカバリーしてくれるわけでもない。不安もたくさんありましたが、自分の信念で動くことで成功しようが失敗しようが結果納得できるだろうと結論し、今できることを必死で取り組みました。

最後の跡継ぎ

昔はこの小さな町に七宝焼の窯元が100も200もありましたが、なんと現存残り8軒。どこも跡継ぎがいるという噂は聞きません。わたしが最後の跡継ぎです。

わたしは一番七宝の魅力を知っています。この美しい七宝焼がひっそりとなくなるのは耐えられません。
しかし見方を変えれば、可能性に満ちているのではないでしょうか?

両親の作る作品はかっこよく、七宝焼の魅力を知っていただけるようにすべきだと考えるようになります。知ったら絶対好きになる、皆知らないだけだ!と。

美しいは大前提、技術を磨くのはあたりまえ、職人は常に先駆者です。

自分の心のワクワクする方に進み、取り組みを広げていきました。建築、歌、舞台制作、ホテル経営事務、サイト制作など、はたからみたら遠回りをしてきたわたし。いまでは遠回りしてきたことはわたしの取り柄です。今ではパラレルキャリアと呼ばれ取材いただけるようにもなりました。

人それぞれ辿ってきた道が違う、だからこそ面白い。世の中の人全員になにかしらキャリア(人生の軌跡)がある、そこからしか見えない視点は必ずあるんです。それに気づくのは習い事をしたときかもしれないし、新しい友だちが出来た瞬間かもしれないし、人に裏切られたときかもしれないし、年を重ねたときなのかもしれない。

その大切な気付きは、大切なだれかに喜んでもらえることにつながるかもしれません。


田村七宝工芸 田村有紀

2007
在学中制作した習作「金魚七宝花瓶」が好評を得る

2008
日本七宝作家協会展にて「COTTON七宝花瓶」入選
在学中から音楽活動を開始しCD各種リリース、オリコン入り(以下省略)
武蔵野美術大学 卒業

2015
七宝焼制作本格始動
七宝ジュエリーブランド「SHIPPO JEWELRY -TAMURAWHITE-」を立ち上げ
JAPAN POPCLUTURE AWARDにて「エビフライ七宝髪留め」入賞

2017
日本七宝作家協会展にて「不死鳥七宝花瓶」入選
クラウドファンディング163%にて達成 、七宝焼を広める映像を制作
愛知県×JR東海の観光キャンペーンにてポスターに起用 JR東海沿線上に掲載

2018
七宝新作展にて「葉脈文様七宝変形額」愛知県あま市教育委員会教育長賞 受賞)

2019
BeautyJapanコンテスト東京大会にて「ベストビジネスウーマン賞」受賞
紳士の美学・ダンディズムを追求する男子専科でコラム掲載開始
BeautyJapanコンテスト日本大会にて 「日本グランプリ」受賞
ヘアカラー剤 WELLA広告モデル、アンバサダーになる
A Bridge to Japanese Art(ロンドン)に七宝作品出展
オンラインメディアSIZZLEの専門家・インフルエンサーメンバーになる
BeautyJapanコンテストの
運営団体 一般社団法人 BEAUTY JAPAN CONSORTIUMの理事に就任
徳川美術館にて国宝 源氏物語とのコラボレーション展示開催(グループ展)

2020
徳川美術館にてお雛様とのコラボレーション展示開催(グループ展)
名古屋松坂屋本店にて個展開催(個展)


web http://tamura-shippo.com | shop https://tamura.buyshop.jp

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  • 朝日新聞「朝日奨学会」と「公益財団法人グルー・バンクロフト基金」をご紹介します。

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