博物館 明治村 / 帝国ホテル

シェアする

新一万円札の人物"渋沢栄一"氏 ゆかりの建造物が明治村にあります。

今年の4月に政府が新紙幣の発行について発表されました。日々の生活の中で使用する紙幣が刷新されるということで、その新紙幣に起用された人物の詳細について、誰もが少なからず興味を持ちます。
その中の人物に新・一万円札に採用された「渋沢栄一(1840-1931)」氏がいます。
日本の実業家でその功績の中には、いまだに続く多く企業があり、そのゆかりの建物が明治村にあることも報道されました。今回スキッフルではその建物の移築のエピソードを紹介させていただきます。


明治村は、明治から昭和初期にかけて建てられた「本物」の建造物を移築・保存している博物館です。60件以上ある建造物の中でも特に有名なのが、「帝国ホテル中央玄関」です。明治時代に、実業界の有力者であった渋沢栄一が創業に関わった、帝国ホテルの新館として竣工した建物の玄関部分です。この建物には、たくさんの「物語」が隠されています。

設計者は、「近代建築の巨匠」と呼ばれる、アメリカ人建築家のフランク・ロイド・ライト。「ライト館」とも呼ばれたこの建物は、ライトが日本で手がけた最も代表的なものです。

大正12年9月1日。ホテルの完成披露を行なう予定であったまさにその当日、東京に未曾有の被害をもたらした関東大震災が発生します。しかし幸いなことに、この建物は大きな被害を受けることなく震災を生き延びました。

その後「ライト館」は、時代が昭和に変わっても日本を代表するホテルとして活躍します。
しかし1960年代に入り、東京オリンピック、大阪万博など、たくさん外国の人が日本へやってくるようになったため、もっと多くのお客様を迎えられるように、「ライト館」を取り壊して新館を建てる計画が持ち上がりました。

すると、取り壊しを惜しむ人たちによって、建物の保存を求める運動が国内外で起こります。そんな折、当時の首相がアメリカへ行った際、現地の記者から突然、「ライト館」の取り壊しについて質問され、とっさに「明治村へ移築します」と答えてしまったのです。
こうして、急遽明治村への移築・保存が決定し、解体された建物の部材が運ばれて「帝国ホテル中央玄関」は明治村で生き続けることになりました。

明治村の建物はすべて、いくつもの時代といくつもの「物語」を経て、令和になった現在も静かにたたずんでいます。皆さんもぜひ、明治村でたくさんの「物語」に触れてみてください。


博物館 明治村

https://www.meijimura.com

愛知県犬山市字内山1番地

TEL:0568-67-0314

営業時間:
9:30~17:00(季節により変動あり)

休館日:
夏季・冬季は、不定休あり

入館料:
大人1,700円、シニア(65歳以上)、 大学生1,300円、高校生1,000円、 小中学生600円

アクセス:
電車:名鉄犬山線犬山駅から 岐阜バス明治村行きで約20分
車:中央自動車道小牧東ICから約10分

駐車場:900台/有料

シェアする
  • NEW
  • 2014年にノーベル物理学賞を受賞した天野先生にインタビュー!
  • NEW
  • 【文化・芸術】 中部・東海地域の音楽界をリードする「名古屋フィルハーモニー交響楽団」
  • NEW
  • 皆さん、「SDGs」を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

PAGE TOP